「バブカ」とはなかなか聞きなれないと思いますがパンの一種です。
セブンイレブンやローソンなどのコンビニでもバブカが販売され、美味しいと話題にもなりました。
そんなバブカとデニッシュ、食パンの違いが気になりますよね?
また、バブカの由来や本場のレシピなど気になるところです。
そこで今回は、バブカとデニッシュと食パンの違い、由来や本場のレシピなど紹介したいと思います!
バブカとデニッシュと食パンの違いは?
バブカとデニッシュ、食パンは見た目が似ていますが、どのような違いがあるのかまとめてみました。
バブカ
今よく見られるバブカ(チョコレートバブカ)は、小麦粉、砂糖、バター/油、水/牛乳、卵、イーストなど練り込んだ基本のパン生地に、チョコレートやシナモンがたっぷりと織り込まれた甘いパンで長方形のローフ形をしているものです。
デニッシュ
デニッシュとは小麦粉、卵、砂糖、牛乳、イーストなどで作った生地に、大量のバターを折り込んで層をなすようにして作られるパンです。
数回繰り返すことで外はサクサク中はふんわりする食感やバターの風味が良いのが特徴です。
食パン
小麦粉、砂糖、イースト、塩、油、牛乳/水などで作った生地を発酵させ、大きな長方形の箱型の型で焼いたパンです。
外はカリっと、中はふんわりとした食感が特徴でとてもシンプルなパンです。
バブカの由来
バブカとは19世紀(1801年~ 1900年)初頭に東ヨーロッパのユダヤ人の間で発展したパンで、ポーランド、アルバニア、ブルガリアなどの東欧では、イースターのお祝いとして食べられていました。
東ヨーロッパのバブカはドーム型をしており、生地にフルーツジャムやはちみつを練り込んだものが主流で、当時高価な食材であったチョコレートはバブカには使われていませんでした。
20世紀(1901年~2000年)半ばにアメリカのニューヨークでチョコレートを編み込みのように織り合わされて焼かれたチョコレートバブカが発展しました。
ポーランド語とウクライナ語のバブカは「ちいさなおばあさん」という意味で、また、もともとは大きく高さのあるドーム型だったため、おばあさんのプリーツスカートのような見た目から”おばあさん”を意味する「ババ」と呼ばれていました。
バブカ本場のレシピ
バブカ本場のレシピは以下の通りです。
材料
- 強力粉 200g
- 砂糖 35g
- 塩 3g
- 卵 70g(2個)
- 牛乳 50g
- 生イースト 6g(短時間で風味豊かに仕上げるため生イーストがおすすめ)
- 無塩バター 40g
- チョコチップ 50g
- チョコレートペースト(ヌテラ) 120g
①ボウルに強力粉、塩、砂糖を入れる
②別のボウルに卵を入れといておく
③①にといた卵を入れる
④牛乳に生イーストを入れ混ぜ合わせ、③に入れ混ぜ合わせる
⑤無塩バターを入れさらに混ぜ合わせる
⑥まとめて、30℃60分一次発酵する
⑦発酵出来たら上から打ち粉をふるいかけ、押しつぶし折りたたむようにする
⑧ラップにつつみ冷蔵庫で休ませる
⑨型にバターを塗っておく
⑩冷蔵庫で休ませた生地のうえから打ち粉をふるい、麺棒で延ばし縦26cm、横34cmの長方形型にする
⑪上にチョコレートペーストを薄く延ばしていく
⑫⑪の上にチョコレートチップをのせる
⑬縦26cmを手前にして生地を巻いて、端は繋ぎ合わせる
⑭包丁で中央縦に切っていき、断面を上にする
⑮切った生地を×にして、端までねじっていく
⑯⑮を型に入れ、30℃45分二次発酵をする
⑰180℃に予熱したオーブンで30分焼く
水50gと砂糖(グラニュー糖)50gを鍋で熱して作ったシロップを焼いたバブカに塗ると見た目も艶やかになります。
バブカとデニッシュと食パンの違いは?由来や本場のレシピなど紹介まとめ
いかがでしたか?
バブカとデニッシュと食パンの違いは、生地の材料や作り方で決まります。
バブカは基本のパン生地にチョコレートがねじり込んで、長方形の型に焼いたのが特徴です。
由来は19世紀初頭に東ヨーロッパのユダヤ人の間で発展したパンで、ポーランド語とウクライナ語のバブカは「ちいさなおばあさん」という意味、おばあさんのプリーツスカートのような見た目から「ババ」と呼ばれていたことから来ています。
バブカの特徴であるねじりは作るのが難しそうで作り甲斐がありそうですね^^
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